善光寺の大本願で、住職の交代を正式に告げる晋山式と退任式が行われました。住職である、お上人の交代は28年ぶりです。

西方寺を出発して善光寺の大本願に向かってゆっくりと歩みを進める新住職の川名観惠上人85歳。


開門式は境内に進むための儀式、高さ5.4メートルの角塔婆の前で法要を行います。

開門式を終え、境内に進むと、前の住職である鷹司誓玉上人の退任式と川名上人の晋山式が行われました。

晋山式は、新たに任命された住職が初めてお寺に入ることを祝して行われる法要です。


前の鷹司上人から、代々引き継がれている法要の時に使う払子(ほっす)を伝授され、川名上人は、正式に122代目の住職に就任しました。


善光寺大本願法主 川名観惠上人:「ご縁をいただいた皆様と手を取り合って、善光寺の法灯を守りつつ、精進してまいりたいと思います」

大本願で晋山式と退任式が行われたのは1997年以来、28年ぶりです。