裁判員:評議の中で裁判官に気にかけていただき、いろんな話を振っていただいたので、特に大きな負担があったとは感じていない。
裁判員:法廷では意外に冷静に判断できて、裁判所の中では精神的な負担はなかった。ただ決断するということではなく裁判に参加するということについて、裁判所を出た後、自宅に帰った後とかに肉体的、精神的な疲労感があった。法廷の中では特に負担に感じたことはなかった。
裁判員:私も法廷の中では受け止めていたが、実際に裁判員のみなさんと話す中で自分の感情も出てきて泣いてしまったこともあった。その点は負担でした。
裁判員:選任時に担当する事件を知ったときは大変だと思ったが、実際に担当してみると何十倍も大変で、家に帰ったらぐったりしてしまった。

記者:評議の中で裁判官に議論を誘導されたなと思ったところはあったか?
裁判員:まったくなく、裁判員一人一人の意見を丁寧に聴いてくれた。
裁判員:誘導ということは感じなかった。自分たちが意見を言うことが貴重な体験だと思った。
裁判員:誘導という感じはなかった。お話を聞いてくださったので全然感じる場面はなかった。
裁判員:同じく誘導はなかった。補充裁判員ということで立場は違ったが、同じように接していただき自由に意見を出せた。


記者:公判の中で遺族が意見陳述したが、どう思ったか?
裁判員:中立な立場でいないといけないということで法廷にいたが、遺族のつらい感情とかを聞くのは自分もつらいところがあった。遺族の貴重な意見を目の前で聞けたのは貴重な経験だったと思う。
裁判員:11人と多くの遺族が意見陳述したが、一人一人の文章、言葉が重く、もっとたくさんの人に本当は聞いてもらえれば、こういった犯罪が少なくなるのではと思いました。
裁判員:遺族の意見陳述は、どうしても感情移入してしまってつらいところでした。
裁判員:評議の中では冷静に心がけていたが、聞いているときは傍聴人と同じような感じで、聞いていて本当につらかった。

記者:判決言い渡しの瞬間の青木被告の様子については?