2度にわたる台風の直撃で被害が出た東京・伊豆諸島の八丈島。先週から続く「断水」は完全復旧のめどが立っておらず、島民の生活への影響が続いています。

先週に続き、きのうも台風が直撃した伊豆諸島の八丈島。人的被害は確認されていないものの、先週から続く「断水」は、複数の地域で復旧していません。

島民
「トイレのこともあるし、洗濯もできないですよね。まさか断水になるとは思ってもいなかったです」

内閣府によりますと、けさの時点でおよそ2000世帯で断水しているということです。水源に土砂が流れ込んでいることなどから、水道が完全に復旧するめどは立っておらず、断水した地域には給水車が派遣されています。

島民
「これは水が一番きつい。お風呂にもためられない」
「(Q.救援がほしい部分は?)水、水だけ」

また、島内の全ての小学校・中学校・高校は、きょうから今月19日までの臨時休校を決定しました。

八丈町立富士中学校 佐々木究 副校長
「給食が難しかったりですとか、ほかの学校は断水も続いてたりしますので、なかなか再開ができない」

島内では今も145人が避難していて、午後からは自衛隊が給水支援などを行いました。