建造物侵入や盗みの疑いで逮捕された男が、1年余りにわたって諏訪地方などで、現金やトラックなど合わせて28件、1400万円相当の盗みを繰り返していたことが分かりました。

諏訪警察署などに逮捕されていたのは、住居不定の52歳の建設作業員の男です。

男は、2024年5月11日の午前8時半前に、茅野市内の資材置き場にあった物置に侵入した疑いで、2025年6月10日に逮捕されたあと、逮捕直前の6月1日の午後、茅野市内の資材置き場に駐車してあったトラック1台、時価およそ150万円相当を盗むなどした疑いで、6月30日に再逮捕されていました。

その後の調べで、男は、2024年4月頃から2025年6月頃にかけて、諏訪市や茅野市と下諏訪町、それに木曽町で、住宅の新築工事現場から電気ケーブルを盗んだほか、夜中にバールやガスバーナーなどを使ってドアを壊して店舗に侵入し、レジスターを盗むなどの犯行を繰り返していた疑いがあることが分かりました。

犯行は28件に及び、被害は、現金およそ48万円とエアコンプレッサーなどおよそ110点余り、1360万円相当に上っています。

男は単独で、自転車や盗んだ車などを使って、土地勘のある場所に出向いて犯行を繰り返していたということで、調べに対し容疑を認めているということです。

諏訪警察署などは、3日までに一連の事件を長野地方検察庁諏訪支部に送付して、捜査を終えました。