長野県飯田市の40代の男性がSNSのビデオ通話などを利用した詐欺で、およそ1700万円をだまし取られました。
被害にあったのは飯田市に住む40代の男性で、9月中旬、男性の携帯電話に警察官や検察官を名乗る男から電話がありました。
その後、男性はSNSのビデオ通話などで「詐欺の犯人を逮捕した。マネー・ロンダリングの容疑がある。振り込めば分かる。これから言うところに振り込むように」などと言われ、9月下旬までに複数回にわたって指定された口座に1658万円を振り込みました。
不審に思った男性が警察に相談してだまされたことに気付いたということです。
飯田警察署の管内では、2025年9月末までに35件・あわせて2億5000万円の詐欺の被害が起きています。
警察では「知らない電話には出ない」「お金に関する不審な電話は詐欺を疑う」など注意を呼びかけています。