きのう夜、東京・町田市で、買い物帰りの70代の女性が包丁で刺され死亡した事件。逮捕された40歳の男が「襲いやすそうな人を探して、目的もなく歩いていた」と供述していることが分かりました。
自転車の2人組が後ろを何度も振り返ります。さらに警察官が慌ただしく行ったり来たりする姿も。
これはきのう夜、東京・町田市で、76歳の女性が包丁で刺され死亡した事件が起きた直後に、現場近くで撮影された防犯カメラの映像です。警察官がすぐさま周辺を規制する様子も確認できます。
捜査員に連れられて、うつむきながら車に乗せられる男。警視庁は自称・派遣社員の桑野浩太容疑者(40)を現行犯逮捕しました。
桑野容疑者はきのう午後7時ごろ、町田市のマンションの外階段で、住人の秋江千津子さん(76)の腹などを包丁で刺して殺害しようとした疑いがもたれています。
秋江さんの腹や胸などには10か所以上の刺し傷や切り傷が。病院に運ばれましたが、その後、死亡しました。
事件後の様子を見た女性
「『お母さん頑張って』っていう声です。結構続いていました、悲痛な感じの。『早く救急車呼んで』って」
同じマンションに住む女性
「本当に優しい、とても良いおばあちゃんでした」
記者
「女性はマンションの外階段の1階から2階のあたりで刺されたということです」
桑野容疑者が秋江さんを襲った際の状況が分かってきました。警視庁によりますと、桑野容疑者は買い物を終えた秋江さんの後をつけるようにマンションの外階段へ。秋江さんが階段を上がろうとしているところを後ろから突然、襲ったということです。
秋江さんの娘が叫び声を聞いて外に出ると、桑野容疑者が馬乗りのようになって、包丁で秋江さんを複数回刺していたということです。
その後、警察官が現場にかけつけると、外階段を降りたあたりで立っていたという桑野容疑者。足もとには血のついた刃渡り17センチの包丁が落ちていたということです。そして、警察官に対し…
桑野容疑者
「私がやりました」
警察官に現行犯逮捕されたということです。
桑野容疑者の自宅から事件現場の秋江さんの自宅まではおよそ700メートル。2人に面識はなかったとみられるということですが、桑野容疑者は、こう供述したということです。
桑野容疑者
「人生が嫌になり、誰でもいいから殺そうと思った。襲いやすそうな人を探して、目的もなく歩いていた」
警視庁は桑野容疑者に強い殺意があったとみて、今後、容疑を殺人に切り替えて捜査する方針です。
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