この夏の猛暑で生産者の多くが農作物の管理や家畜への体調管理の対策を迫られました。農業を学ぶ高校生たちも例外ではありません。猛暑から農業、そして家畜を守る!その秘策とは?
収穫の時期を迎えた佐久平総合技術高校の田んぼ。

町田塁さん:「急に稲収穫しようと話になって、いつの間にかこんなに育って」
食農クリエイト科の3年生が酒米・山恵錦(さんけいにしき)のはぜかけを行いました。

今年は、夏の暑さを想定して田植えを1週間ほど遅らせましたが予想以上の暑さで成長が早まり、収穫を2週間、前倒ししました。
中山秀哉さん:「早く刈れてびっくり。一粒ひとつぶが大きく見えて葉もしっかりしていると思う。暑さで成長も変わってくるのかなとめっちゃ難しい」
暑さの影響は家畜にもー。

ニワトリは20度ほどが理想的な気温ですが…
田井利典実習担当教諭:「本当にひどい時は(鶏舎が)30度超えてしまうような日が続いたので、かなりバテている感じだった。卵が小さかったりカルシウムのバランスだと思うが、殻がやわらかい卵がいくらか出た」

換気だけでは不十分なため、急きょ、7月下旬から鶏舎内に扇風機を3台設置。
24時間風を循環させたり、定期的に霧状の水をまいたりして対応しています。
暑さに弱いのはニワトリだけではありません。