食事で暑さを乗り切ってほしいと県内の飲食店も工夫をしながら料理を提供しています。食べて、残暑を乗り切る!食欲を刺激するメニューを提供する飲食店を訪ねました。


まずやってきたのは飯山市の「カリースパイス山路」。目立った看板もなく、裏路地にひっそりと佇む、隠れ家的な雰囲気の店です。


レトロなカウンターに、シックなソファ。夜は「スナック山路」として営業しているスペースを間借りして、昼の時間のみ営業です。

客:「夏だからカレーいいですよ。スパイスカレー独特な、また食べたくなるんですよ。これがもしかすると暑さをしのいでいるのかもしれない」

定番人気は「山路カリー」。ベースとなるスパイスは7種類です。バルサミコ酢と鰹や昆布などの出汁を加えることで、酸味の中にすっきりとした風味が生まれます。


店主 横川良太さん:「コリアンダーとクミン、ターメリックっていうカレーではよく使うスパイスが入っています。結構シンプルなスパイスです」

客:「このお店のカレーは、『これがスパイスカレーか!』っていう。ここでしか食べられない味なので、また来たくなります」
客:「食べた後がいいですよね。すっきりする」

さらに「色々なスパイスカレーを楽しみたい!」という人におすすめのメニューが!

店主:「カレーの3種盛りです」

メニューの中から、好きなカレーを3種類選べる欲張りな一皿。


今回は、山路カリーとダルカリー、そして週替わりの店主の気まぐれカリーを盛り合わせてもらいました。

店主 横川良太さん:「(ダルカリーは)豆を何種類か煮崩して、そこに2~3種類のスパイスを加えたシンプルな豆のカレーです」


カレーを彩るのは、マリネやラペ、そしてスパイスでひと工夫した飯山の郷土料理「いもなます」。さらにインドのお菓子、パニプリパパドをトッピング。一皿で多彩な味が楽しめます。

客:「いろんな種類を食べられて、おいしいです。最高の味です。暑い時はやっぱりカレーですね」

店主 横川良太さん:「スパイス自体、体を内側から温めてくれる効果もあると思うので、食べるとぽかぽかしてくるような感じはあると思います。」


店主の横川良太さんは白馬村出身。

実は、現役のスキージャンプ選手なんです。幼少期に競技を始め、高校時代には全日本メンバーに選ばれた実力の持ち主。合宿先の札幌で食べたスープカレーのおいしさに衝撃を受け、趣味でスパイスカレーをつくり始めたといいます。


店主 横川良太さん:「カレーって暑くても食べられる料理のひとつだと思うので、うちのカレーを食べて、仕事や学校へ元気出して、行ってくれたら嬉しいなって思います」

続いては、松本市へ。