青銅製の装飾品が出土した長野市の遺跡で、発掘調査の説明会が開かれました。
長野市の南長野運動公園では、2028年の国民スポーツ大会に向けて東側に新たなサッカー場を建設するため、予定地にある南宮遺跡(なんぐういせき)の発掘調査が行われています。

遺跡は平安時代の大規模な集落の跡地で、役人が身につけたベルトの一部とみられる青銅製の装飾品が、4月から5月にかけて2点見つかりました。
発掘の担当者「井戸が5か所ぐらい集中しているんじゃないかと思う」
29日は一般市民に向けた説明会が行われ、参加したおよそ100人が、装飾品が出土した場所や、住居にあったかまどなどを見学し、当時の人々の暮らしに思いを馳せていました。

見学した人「規模の大きさにはびっくりしました。(遺跡の)ほんの一部とのことなので、すごいなと思いました」
見学した人「(昔の人に)色んな知恵があたんだなと思って感慨深かったです」
発掘調査は2026年3月まで行われる予定です。