長野県のJA上伊那が、法律で定める資格がないにも関わらず、組合員の要望を受けてコンバインなどを運送し、その費用を受け取っていたことが27日分かりました。
JA上伊那によりますと、2018年5月から2024年9月まで、職員が個人と農業法人の27の取引先から田植え機やコンバインを運搬して欲しいと頼まれ、32件分の代金38万円余りを受け取っていました。
運送業を許可なく請け負うことは、白ナンバー営業とも呼ばれ、貨物自動車運送事業法に違反する可能性があります。
JA上伊那は、職員がサービスの一環として行ってきたことで、悪意による無許可営業を認識していた訳ではないとしています。
今後、組合員に受け取った費用を返すとともに関係者には厳正な処分を行うということです。