上埜さんと佐々木アナウンサー:
「スノーカッターという名称なんですけど」
「その名の通り、のこぎりのような刃になってますね」
「こういう状態で」
「雪の間にカッターを入れて切断していくんですね」


スノーカッターで切ったそばから屋根の上の雪が落ちていきます。

利用客をあたたかく出迎える陰には、こうした地道な作業がありました。

それでは、除雪を終えた通路を通って露天風呂へ。


佐々木アナウンサー:
「くー、気持ちいい、体が温まりますね。手先から足先からじわじわ温まりますよ。はー気持ちいい。そしていまちょうど雪が舞ってるんですよね。雪見風呂こんなぜいたくないですね。そして山肌も雪化粧しております。肩から下は温まっているのに顔だけひんやりしている。これまた格別ぜいたくですよ」


よく晴れた日には目の前には高社山、時には北アルプスまで望むことができる、まさに絶景露天風呂です。

40年ほど前にオープンした馬曲温泉はその眺望が人気を集め、最盛期には20万人以上が利用しました。

しかし、新型コロナによる影響で、4年前、利用客が5万人あまりにまで減少。

設備の維持管理費の増大などもあり、木島平村は2023年、民間への譲渡を決めました。

一時、休業しましたが、長野市の企業が再生に名乗りを上げ、2024年4月、生まれ変わりました。

入館料は中学生以上が1000円。

タオルのレンタルや無料のソフトドリンクなどが含まれていて、全国トップクラスの絶景露天風呂を手ぶらで気軽に立ち寄ることができると評判です。

この日はドイツやイギリスからの観光客も訪れるなどインバウンド効果も感じられ、信州の絶景は北信のみならず、いまや海外からも愛されています。

雪見風呂が自慢の北信の温泉、続いては天空の小鳥風呂。

その温泉があるのは…