2023年に、5.35人。
これは20歳未満・10万人あたりの長野県内の自殺者数で全国で4番目の多さとなっています。
子どもの自殺を防ぐために。
高校生が「寄り添う」ことの大切さについて学びました。

カードを見ながら相談する高校生たち。
長野市の長野日大高校で17日に行われたのは「深い悩みを持った友人をどうサポートするか」をカードゲームで考えるワークショップです。
こども家庭庁が主催しました。
4、5人ずつのグループに分かれ、ひとりが「悩みを持った生徒役」に。
引いたカードに従って悩みの内容を他の生徒に打ち明けます。
悩みを持つ生徒役:
「SNSに悩んでて学校に行くのが怖くて休みがちになります」
サポーター役の生徒は、悩む友人にどう接するべきか、さまざまな対応が書かれた十数枚のカードから3つを選びます。
サポーター役の生徒は、「悩んでいる原因や気持ちを聞く」「とりあえず遊びに行こうと誘う」「仲のいい先生に伝えてもらう」の3枚を選びました。

一方、悩みを抱える役の生徒も、自分がしてほしいサポートを3つ選択。
「一緒に過ごす時間を増やしてもらう」「放課後などにSNSでこまめに連絡してもらう」などを選びました。
悩みを持つ生徒役:
「学校を休みがちになってるから、寄り添ってくれる時間があればうれしいと思って」
「悩みを持つ側」と「サポートする側」。
それぞれが選んだ3つの対応のうち、一致したのは「悩んでいる原因や気持ちを聞く」だけでした。

グループ観察役の女子生徒:
「普段から仲いい人たちだけど、真逆な答えがでてびっくりしました」
このカードゲームの作成には悩みを抱える若者の支援などに携わるNPO法人も関わっています。















