中澤アナウンサー:
「むきますね」
「ああっ!するするするする」
「こんなグレープフルーツ、見たことあります?」
レモンでも・・。

「ああ気持ちいい気持ちいい!しゅるしゅるちゅるちゅる・・・」
皮だけでなく、薄皮も一緒にむけるんです。
さらにひと房ずつばらして、もう一度、酵素液の中に漬けると、薄皮が全くないカットフルーツに!
もちろん果肉の粒はしっかり残っています!
中澤アナウンサー:
「味はおいしい!」
「グレープフルーツは皮や薄皮に苦みの成分があるので食べやすくなってます」
皮をむきやすくする不思議な酵素。
実は、果物とつながりが深いんです。
中澤アナウンサーと滝沢さん:
「あの酵素って?」
「みかんが腐ると透明になるのですが、その酵素なんです」
「だから安全・安心なんですね」
実はこの酵素を使ってかんきつ類の皮をむきやすくする技術は、発見されていました。
滝沢さんは、この技術を信州産の農産物に応用する研究を重ねてきました。
滝沢さん:
「例えば長野県にあるモモやブドウは、加工では皮が邪魔になる。じゃあ何とかむけるようにと」
研究開始からおよそ10年!

ついに滝沢さんはこの技術をさまざまな農作物に応用する方法を確立し、今年1月、特許を取得しました。
その方法を信州産のブドウ「巨峰」で実演してもらいます。
滝沢さん:
「この巨峰は色が薄い」
「温暖化で色が薄いままになることが多い」
皮の色は薄くても味は同じ。
皮をむけば商品価値は下がりませんが、巨峰の皮はむきにくく、薄皮も残りがちです。
しかし食品添加物の乳化剤につけてから酵素液につけると・・・