イルフェボー・落合良晴社長:
「千曲川ワインバレーに関しては、かなり出店率が高いと聞いているし、そう考えるとかなり盛り上がっているのかなと思う」

人材育成の成果もあって2013年に10件だった千曲川ワインバレーのワイナリーは、41件にまで増えました。

古畑キャスター:
「ワインの生産者が増えているだけではありません。ワインを観光資源とした街づくりも進んでいます。そこで使われるのがこちらの貸し切りタクシーです」

その名も「とうみワインタクシー」!

東御市や上田市にある5つのワイナリーなどから好きな場所を巡ることができます。


しかも、お得な試飲クーポン付きです!

まず訪れたワイナリーが、東御市にある「アルカンヴィーニュ」。

年間5万本のワインを生産、個性豊かな味を楽しむことができます。

古畑キャスター:
「このワインクーポンを使って飲めるものは?」
担当者:
「こちらでは500円分飲むことができて、2種テイスティングできます。いつもグラスマークがついている5種類(の準備が)あるので、その中から2種選んでもらうかたち」

おすすめはメルローの赤ワインとシャルドネの白ワイン。

古畑キャスター:
「爽やかな白ワインで美味しいです。柑橘系のようなフレッシュさも感じるし、後味はハチミツのような芳醇さも口の中に残る」

40分ほど滞在し、次のワイナリーへ。

古畑キャスター:
「続いてのワイナリーはこちら、リュードヴァンです。どんなワインがのめるか楽しみです」

カフェレストランが併設された東御市の「リュードヴァン」。

クーポン1枚で好きなワイン2種類を試飲できます。

4年前に始まったワインタクシーの運行。

2023年度の利用者は初年度の3倍ほどに増えました。


信州とうみ観光協会 早川一夫事務局長:
「20年前には無かった産業ですからね。玉村さんが始めてワインができてきて、人を呼び込む6次産業になっていく。ただ収穫だけだったら来ないかもしれないですけど、ここで現地の風景を見て楽しんで飲んでもらう、人が来てそこにお金が落ちていく、素材はいっぱいあるので、いかに都会に繋げていくかということになると思う」

ヴィラデストワイナリー玉村豊男会長:
「地域起こしで個人のワイナリーを作る動きも出てきているんだけど、そういうのを先取りしていて、世界でも珍しい産地なんですよね。農業をベースにしたライフスタイルによって地域が成り立つような所ができてくると、そこの暮らしぶりを他の地域から見にくるし、そこのワインを飲みに来る人も増えるし、農地も生かされてその中でゆるやかな地域コミュニティができるのが理想」