宮澤さん:
「被災者同士が手を取り合うことによって、被災者のことを忘れないということが一番大切」
「連携交流し合うことが、これからの防災まちづくりの原点になっていくと思う」

一方、活動拠点だった長沼交流センターは5年たった今も更地のまま。


宮澤さんは、濁流に飲み込まれ、時を刻まなくなった交流センターの時計を大切に保管しています。

宮澤さん:
「そこでなんか私自身の時が止まってしまった感じ。公民館における活動は空白」
「5年間の歴史が途絶えてしまって寂しい気持ち」

あの日から間もなく5年。

6日、長野市で復興イベントが開かれました。


長沼こまち太鼓も「奇跡の太鼓」を披露しました。

浦野会長:
「みなさん少しでも明るい気持ちになってもらえればありがたい」
「前向きに明るく、仲間がみんな元気でいられるように続けていきたいと思います」

宮澤さん:
「奇跡の太鼓や奇跡のあじさいを通して、更に福島等との絆を深めて今後も交流を発展していけたらいいなと強く思います」

「奇跡の太鼓」はこれからも、長沼地区の復興を後押ししながら、県外の被災地にもエールを送り続けます。