生産者:
「丹精して一年手入れしてきたもの(盗むの)やめてよって話だよね」
「こっちは手間もお金もかけて作ってる話ですから、一生懸命みんな苦労して作ってきたものなので、とられるとやっぱりショックでかいし、台風とかならあきらめもつくけど、人に持っていかれたとなれば怒りしかないよねもう」

JA中野市によりますと、4年前の2020年に盗難被害が多発したことを受け、翌年からパトロールなどに取り組み、その成果は表れています。


2023年の被害は、2020年の5分の1以下にまで減りました。

生産者:
「減ったよって実際警察の方もそうおっしゃっていらっしゃったし」
「正直一日の仕事のあと疲れてっていう思いもあるけど、そりゃ頑張ろうじゃねえかいっていう感じですよね」

パトロールではブドウ農家・田中さんの畑も見回りました。

宮入キャスター:
「いま早速ライトがつきました。そしてサイレンが流れています」
「この映像は田中さんのところにメールで届くことになっています」

JA中野市ぶどう部会会長・下田貴之(しもだたかゆき)さん:
「警察の方、行政にも協力いただきまして地域一体となってここまで防犯パトロール継続して、生産者個々でも防犯対策しているところが、やっぱり被害額少なくなってる、そういう効果が出ていると思います」


そして、防犯カメラは今後、遠隔での畑の管理や野生鳥獣対策など、幅広く活用できる可能性があります。

JA中野市園芸課課長・小林哲也さん:
「クマであったりハクビシン」
「最近はやっぱり獣の被害も多くなってきてますので、そういうことも期待しながら様子を伺ってます」
「農産物盗難もしっかり農協としてカバーしながら、おいしく食べてもらえるように出荷をしていきたいと思ってますので、よろしくお願いします」