ひきこもった原因は、小学生のころから高校を卒業するまで執拗に繰り返されたいじめです。


中学2年の時には足の骨を折られ、3か月間入院しました。

渡辺さん:
「そこで登校拒否していればもっと違う道を今歩んでいたのかもしれなかったんですけれども、(登校拒否すれば)負けを認めてしまうっていうところがあって、いやいやな所があったんですが、そのあとも中学、高校と通ってたっていう」

容姿を揶揄され暴力を振るわれ続けた9年間が、外に出たいという気持ちも、人と接したいという気持ちも奪い去りました。

専門学校を卒業したあと、数年間は働いたものの、職場での人間関係もあり、ひきこもるようになりました。

渡辺さん:
「写真でひとつきっかけができたというか、僕なりに色んな方と接することもできて、少しずつですけど、前向きに変わっていくんじゃないかなっていう風に思っています」

写真展当日。


オープン直後から、お客さんが次々と会場を訪れました。

大勢の人に写真を見せるのは初めてです。