こちらの店のおすすめは、サバを塩で漬けたあとに糠で漬ける郷土料理=さばの「へしこ」です。
敦賀鮮魚・伊藤郁子さん:
「生で食べても焼いて食べてもおいしいです。これ食べたらもうこれにぞっこんで、他のものが食べられなくなります!」
寿司店では、新鮮な地魚の握りも味わえます。
新鮮組・保田典雄さん:
「日本海のおいしい魚を召し上がりにおいでください」
古くから大陸との貿易の玄関口として発展した敦賀には、歴史を感じさせる建物が今も残ります。
明治38年に建てられた『敦賀赤レンガ倉庫』。
列車やバスが走る巨大なジオラマが展示されています。
敦賀赤レンガ倉庫・岡田藍さん:
「明治後期から昭和初期にかけての昔懐かしい敦賀の街並みを再現しています」
人口6万3,000人のまち・敦賀に新幹線がやってくる。
市民の期待は高まります。
敦賀市民:
「やっぱり盛り上がってますけどね、駅前とか、この辺の観光地は。これから観光客が来るということで」
敦賀市の米澤光治(よねざわ・こうじ)市長は、新幹線の終着駅となることには大きな意味があると話します。
米澤市長:
「北陸新幹線が開業しますと、東京からも敦賀行き、それから大阪も特急のサンダーバードが敦賀行きになりますし、名古屋からも特急しらさぎが敦賀行きということになりますから、三大都市圏からの高速列車が全部敦賀行きということになりますので」
開業を見据えたまちづくりも始まっています。
市は2022年、観光客を迎える『にぎわい創出の拠点づくり』の一環として、JR敦賀駅前に飲食店や物販店、ホテルなどが入る複合施設『オッタ』を建設。
図書館のようにゆったり過ごせる公設民営の書店『ちえなみき』も整備しました。
開店から1年で入場者は30万人を超え、市民や観光客に人気のスポットになっています。