台風15号が近づき、岡山・香川の各地では昨夜からけさ(5日)にかけて激しい雨が降り、交通機関に一時影響が出ました。現在は多くの地点で雨はやんでいて、昼過ぎには台風の強風域から外れる見通しですが、気象台は引き続き土砂災害に注意するよう呼びかけています。

(茅原淳記者)
「午後9時過ぎの東かがわ市です。台風の接近に伴い、雨・風ともに強くなってきました」

昨夜(4日)からけさにかけて岡山・香川に接近した台風15号。雨の降り始めから午前10時までの降水量は、香川県多度津町で127.5ミリ、綾川町の滝宮で96.5ミリ。岡山県では岡山空港で76.5ミリ、玉野市で68.5ミリなどとなっています。

この雨で、一時交通機関に影響が出ました。

(東京から帰省中)
「6時から(駅に)いるので、もう1時間半くらいいます。聞いたら(運転再開は)11時半と言っていたのでこれはやばいなと」

(名古屋からの観光客)
「津山城に行ってから岡山城に行く予定だったんですけど、津山線が運休なので、今から岡山城に行きます」

JR吉備線、津山線、因美線、姫新線は、始発から運転を見合わせましたが、各地で雨が弱まったことなどから午前7時ごろから順次運転を再開しています。午後1時ごろには通常通りの運行となる見通しです。

一方、海の便も…。

(小寺健太記者)
「午前7時すぎの高松港にあるフェリー乗り場の切符売り場です。窓口には、『欠航中』の文字が並んでいます」

高松港では、ほとんどのフェリーや高速艇が始発から運航を取り止めました。一部の便をのぞき、午前9時ごろから順次運航が再開されています。

活発な雨雲は岡山・香川からすでに離れ、昼過ぎには台風の強風域からも外れる見通しですが、気象台は雨で地盤が緩んでいるところもあるとして、引き続き土砂災害などに注意するよう呼びかけています。