地域の産業の魅力を発信しようという取り組みです。岡山県の倉敷青陵高校の文化祭で、地元の特産品をPRするマルシェが開かれました。

倉敷青陵高校で行われている「青陵祭」です。ダンスや模擬店など様々な出し物で賑わう中、3年1組で開かれたのは…

「かつて倉敷ではハッカ産業が盛んに行われていました。嗅いでいただくと、ほんのりメンソールの香りがする」

倉敷の特産品を紹介するマルシェです。戦前、倉敷市で栽培が盛んだった「ハッカ」を使ったアロマボトルや、

カラフルな「い草」を編み込んだミサンガの制作体験ができるコーナーなどが設けられました。

(訪れた人)
「初めてで、い草のミサンガというもの自体が。い草の香りがしていいですね」

学校の探究活動の一環で、地域の文化や産業について学んできたという生徒たち。

文化祭という場を活用しその魅力をPRしたいと、企業の協力を得て今回のマルシェを実現させました。

(倉敷青陵高校(3年) 今吉梓さん)
「残していくべき産業がたくさんあると思うので、もっといろんな人に知ってもらって、継承してもらって、愛してもらえる産業が増えたらいいな」
倉敷青陵高校では今後も、倉敷市や市内の企業と連携し、生徒の地域探究活動を進めていきたいとしています。