助手席に取り付けは交通違反?警察に確認
チャイルドシートを助手席に取り付けたら交通違反になるのか?警察に問い合わせてみました。
(岡山県警察本部 交通企画課)
「助手席への設置を禁止する法律はありません。
ただし、メーカーがチャイルドシート使用上の安全性などから、後部席への設置を
推奨している場合もあると思います。」
だとすると「助手席でもいいのか!」という訳ではありません。
警察庁と国土交通省は『できるだけ後部座席に乗せる』ことを推奨しています。
助手席に設置すると、エアバッグが適切に機能しない…
警察庁と国交省はチャイルドシートを設置する際の注意事項を上げています。安全を守る装置「エアバッグ」が子どもにとっては危険を及ぼす可能性があると言うのです。
・子どもの体格にあったチャイルドシートを
シートベルトは成人用に作られているため、子どもが装着した場合、衝突時に体を適切に守ることができず、首などに重大な傷害が発生するおそれがあり、「抱っこ」も衝突時に子どもの体重を支えることができず大事につながる危険性があるとされています。
・できるだけ「後部座席」に乗せる
助手席に設置した場合、衝突した際に作動するエアバッグが子どもに危害を与えてしまう恐れがあるということです。衝突時に被害を軽減する安全装置のエアバッグですが、成人の体型を前提に設計されているため、体が小さい子どもには適切に機能しない恐れがあるということです。
・国の安全基準への適合が確認されたチャイルドシートを
国の基準に不適合のチャイルドシートでは衝突時に子どもを守ることができないということです。購入時には適合基準を満たした該当品かどうかを確認することが重要です。基準を満たしたチャイルドシートには、以下のいずれかの表示がされているということです。【画像③】
