1メートル超えのオオサンショウウオを救出
救出されたオオサンショウウオは1メートルを超える大きな個体でした。(発見者)
「川で見たのは初めて。蒜山では見たことあるけど」
岡山県北部の河川全域に生息するオオサンショウウオですが、夜行性で日中に出会うことはめったにないといいます。

今週火曜日には、広島の平和公園で撮影されたオオサンショウウオの可能性が高い個体の写真が話題となりました。河口付近で塩分濃度が高いため心配されていましたがきのう動物公園の職員に保護されました。
広島では、上流から流されたと見られますが津山市の場合は、なぜ、あのような場所にいたのでしょうか。
(弥生の里文化財センター 宮﨑 絢子 主任)
「水が少ない状況になっていますので、餌を求めて歩いて行った先で立ち往生してしまったのかもしれないですね」
水の量が少なすぎて、堰を乗り越えることができなかったようです。保護された個体は50メートルほど下流に放流されました。きのうのうちに訪れてみると…
(地元の人)
「頭が入っている。岩へ」
放流されたオオサンショウウオが付近に留まっていました。この出来事を地元の小学生に伝えると…
(地元の小学生)
「すごい」
■オオサンショウウオ 見かけたら自治体に連絡を
津山市では、年に5回ほど保護することがあるそうです。
(弥生の里文化財センター 宮﨑 絢子 主任)
「見つけてもそっと見守ってもらうのが一番いいですけれど、どうしても動けなくてこのままだと死んでしまいそうという場合は、それぞれの市町村の文化財を担当している部局に電話で連絡をしていただけたらと思います」
広島・岡山で相次いだ救出劇。また、どこかで元気な姿を見せてほしいものです。