昔ある施設だった場所が大変身し、おしゃれなカフェになりました。かつてそこはどんな場所だったのでしょう?
リノベカフェの魅力を調査しました。
■元 女学校 おしゃれな空間で味わう あか牛&スイーツ
記者
「阿蘇市 一の宮町(いちのみやまち)に来ています。森の中に雰囲気のある建物がありますね。あの奥に見える木造の建物がカフェ、ですか?行ってみます」

うかがったのは、阿蘇市一の宮町にある「Cafe TIEN TIEN(カフェ ティアン ティアン)」昔ながらの風情が残る建物が特徴のお店です。中に入ってみると…
記者
「おしゃれ~。木造で落ち着きのある店内ですね」
Cafe TIEN TIEN 一戸 紀見華 店長
「ここは洋裁女学校の跡地です。和服だったところから洋服を作れるようになるための学校です」

こちらは、もともと1902年に開校した「宮地裁縫女学院」という学校だったんです。1977年に閉校するまで、5000人以上の生徒がこの場所で学んだと言われています。廃校となったのち、10年ほど前に教室を改装してこのお店をオープンしました。
一戸店長
「女学校の建物をそのままなるべく手を入れないで使っているので、古いけれど落ち着く雰囲気を残せていると思う」
レトロな雰囲気たっぷりの店内には、女学校時代の名残を感じさせるものも。

一戸店長
「この長いテーブルが洋裁女学校で実際に使われていたテーブルで、服を作るためにヘラで跡をつけたりするが、その跡が残るとても古いものです」
記者
「この机についている傷なども全て当時のもの?」
一戸店長
「そうですね。雰囲気も歴史もあっていいと思います」
そんな懐かしい雰囲気の中で味わうお店イチオシメニューがこちら!あか牛グリルのサラダボウル仕立て。

一戸店長
「なるべく熊本県産、阿蘇の野菜や肉を使っています。ボリュームがあるがヘルシーに食べていただけるようにしている」
記者
「あか牛がすごく柔らかい。味付けが醬油ベースでご飯が進みます」
ティアンティアンでは、他にもここでしか食べることのできない絶品スイーツも味わえます。
