熊本市の国道・通称「東バイパス」で、いるはずのない生き物が目撃されました。
野生動物なのか、ペットなのか…その行方を調査しました。


これが、その映像。車道の真ん中に…大きなカメ!存在に気づいた車が徐行する中、堂々と横断していきます。


大きさや甲羅の模様などから、あまり見かけない種類のようです。熊本市動植物園の職員に動画を見てもらうと…


熊本市動植物園 大川 菜穂美さん・溝端 菜穂子さん
「(撮影されたのは)海外じゃなくて?」
「熊本市内ですよね?」


「たぶんヒョウモンガメだと思います」
「日本にはいない」
「日本では野生には絶対いない」


アフリカ大陸原産の「ヒョウモンガメ」穏やかな性格ですが、大きなものだと70センチを超える大型の種類です。


カメは一体どこから来たのか?取材中にカメの飼い主を発見!


「あ~!いた~!大きい…」


ヒョウモンガメの「りゅう」。体長およそ50センチ、27才のオスです。


11月26日に何があったのでしょうか?

飼い主
「エサを私が取りに行っている間に(扉を)開けていたんですよ」


小屋の鍵が緩くなっていたのか、りゅうは自ら扉を開けて外へ。通りがかりの見知らぬ夫婦が保護してくれたそうです。


飼い主
「すごくビックリしました。もう目を離さないように」


今回の反省から飼い主は今後は少しの間でも鍵の状態を確認し、施錠を徹底するということです。