小学校時代の担任による不適切な指導が熊本市の男子中学生の自殺に影響したとされる問題で、熊本市教育委員会はこの元担任の男性教諭を来月12月2日付で処分することを明らかにしました。
遠藤 洋路(えんどう ひろみち) 熊本市教育長
「12月1日に臨時の教育委員会会議を開いて処分を決定することにしました」

処分が決定したのは3年前の2019年、熊本市で自殺した男子中学生の小学校時代の担任をしていた男性教諭です。

この男性教諭をめぐっては、複数の児童に対する不適切な言動が明らかになっていて市教育委員会では42件について認定し、処分する方針です。

熊本市の遠藤 洋路 教育長は男性教諭の不適切な言動を把握しながら今月まで教壇に立たせていたことなど、対応のあり方について謝罪しました。

遠藤 教育長
「教育委員会としての対応をもっと早く明確にすべきであるとご指摘頂き、その点できていなかったということは反省しています」
市教育委員会によりますと、男性教諭の不適切な言動については、現在も保護者や児童などから情報が相次ぎ寄せられているということです。
※今、悩みを抱えているという方は、相談窓口「日本いのちの電話」があります。
厚生労働省のホームページでも紹介されています。
日本いのちの電話
・フリーダイヤル 0120-783-556(なやみ こころ)
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毎月10日:午前8時~翌日午前8時
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