続いては、熊本中央郵便局の近くにあるフランス料理店「ル ビストロ ドゥプラ」、天草出身の岩﨑さん夫婦が営む店です。夫の照和さんが釣り上げた地魚など、天草でとれた食材を中心とした創作フレンチが楽しめます。

そんな二人には、もう一つの顔が…

ル ビストロ ドゥプラ 岩﨑 照和さん
「私たち二人で狩猟をやっています」

リポーター
「2人で!?」

今月解禁された猟期に合わせて、夫婦で狩りに出かけ、そこで仕留めたジビエを使い料理を作っています。

岩﨑 照和さん
「天草の農家さんとかを訪ねる中で、イノシシなどの農被害が出ているという話を聞いてですね、一助できないかなということで」

基本的に自分たちで獲ったジビエしか使わないので、日によって料理は様々。
今回はこちら。

イノシシのバラ肉、モモ肉、ロース、ミートボールを赤ワインで煮込んだ、4種類の肉を楽しめる料理です。モモ肉のお味は…?

リポーター
「うっわ!おいしい!本当にとろとろですね!しっとりと滑らかな肉質です。まったく癖みたいものはないですね」

存在感のあるミートボール、中にはフランス産のチーズ、ミモレットが…さらに、天草産のサツマイモのガレットも入っていて、満足感バツグンの逸品になっています。

リポーター
「本当にこれ一つでお腹いっぱいになりますよ!」

そもそも「ジビエ」という言葉は、フランス語(gibier)が語源です。

岩﨑 照和さん
「本来は、食材として狩猟して、獲れたものっていう意味合いがあるんですけど。
駆除対象になっている部分もあるので、おいしく提供するということで、貢献できればなと思っています」

こちらのジビエ料理は、
猟期が終わる3月ごろまでの期間限定メニューです。

リポーター
これはここでしか食べられないジビエ料理だとおもいますので、ここのファンになりました」