思い出の「ラーメンパフェ」

ダイエー時代のチラシには、いまと変わらぬ店構えのイラストが。オープン当初は「東苑」という店名で、子どもから大人まで楽しめるショッピングセンターならではのメニューもあったそうです。

子供のころから通う人「当時は『ラーメンパフェ』というメニューがあったんですよ。ラーメンを食べた後にパフェが出て来る。子どもからすると最高のおもてなしで、それを食べたくて母親の買い物に付き合っていました」

稲迫さん「ラーメンを食べて、食後にデザートが欲しい。それをセットにして割引価格にしたらどうだろう、ということで30年くらい前に『ラーメンパフェ』というメニューを考えました。結構うけましたね」

一緒に働く、息子の哲也(てつや)さんは、店の味を受け継ぎたいと考えていました。

稲迫さん「息子夫婦が移転して店をやるというので、自分はお手伝いという形で、下通(熊本市・中央区)で『中華居酒屋 華ふぶき』という店名で商売を始めようと思っています」

名前と場所は変わっても、稲迫さんはこれまでと同じように鍋をふり続けます。