一か月に約3000トンの飼料、コスト削減に努めるも… 

食肉牛の飼育数が3万頭以上と日本一を誇る食肉生産販売会社、『杉本本店』では頭の痛い問題を抱えていました。

杉本本店 杉本光士郎 社長
「(円安の影響は大きいですね。エサは海外からの輸入の原料がメインになっている」

飼料の原料となるトウモロコシなどは、ウクライナ情勢などで高騰。円安も加わり、飼料価格は約1.4倍になりました。

1か月に約3000トンの飼料を使うこの会社では、コスト削減に努めますが、苦しい状況です。

杉本社長は「このまま円安が続くと倒産や廃業に至る畜産農家が増えかねない」と危機感を募らせ、急激な円安などの際には、行政の補助が必要と訴えています。