ノウハウ生かし子供たちの能力にあわせて指導

特徴の一つが、子供たちの能力に合わせた指導。レベルごとに4つのグループに分かれ、それぞれに2人のインストラクターがつくのです。

インストラクター「苦手な人で息をしてみてください」「肩までつかってあごをビート板に乗せてみましょう」

水泳授業を委託されたセントラルスポーツ山崎秀哉さん「私たちの強みは指導のノウハウ。長年培ったものがあるので、プロの指導をしっかりみなさんにお届けすることで上達が早くなると思っています」

授業を受けた4年生「スクールの担当の先生たちが詳しく教えてくれて水が全然怖くなかった」「潜るのが怖かった。でも潜るのを練習して、泳ぐ練習もできたから泳げるようになりました」「学校のプールは冷たくて、かぜをひきそうなくらい寒かったけど市民プールはいいにおいもして温かくて楽しかった」

ところで、西長住小学校にはプールが設置されていますが、なぜ授業を民間に委託する事になったのでしょうか?

民間委託の背景にプールの老朽化

西長住小学校のプールは設置されて今年51年目。設備の老朽化が進んでいます。

西長住小学校楠原貴己子校長「福岡市から(水泳授業委託の)話をもらったが、その前に学校から、『ろ過装置が古いことや床にヒビが入っているところをなんとか改修してください』とお願いをしていた」

福岡市教育委員会によると、プールの改修には1億円から2億円の費用がかかります。また、すぐに改修にとりかかることも出来ないため、今年度は民間委託することにしたということです。

西長住小学校に関する今年度の委託費用はおよそ440万円となっています。