伊東平 アナウンサー
もはや恒例にもなっていますけども中村健人選手の居残り練習、つい先ほどまで行われていました。連日の成果をきょうはバットでしっかりと出しました。

この時期になりますと、打撃内容やピッチャーの出来に注目が集まりがちなんですが、きょうはこのグラウンドではいろんな思いがぶつかり合っていました。
例えばセンターから 久保修 選手が好返球をして、肩のよさをアピールしたり、矢野雅哉 選手が自慢の守備でファインプレーを見せたりと、とにかく首脳陣に「おれのここを見てくれ」という思いが詰まったシート打撃となりました。

首脳陣の目は、ここ天福球場だけではなく、東光寺球場にも届いています。7日、新井貴浩 監督は2軍キャンプに姿を見せました。若手の打撃を見守りました。注目のスラッガー候補、内田湘大 選手には身振り手振りを交えて打撃指導をするというシーンも見られました。

続いてブルペンに移動し、ドラフト1位ルーキーの 常廣羽也斗 投手のピッチングを見守りました。軽い力でも球が走っているという印象でした。カーブやフォークも交え36球。その投球を打席で見極めていたのが、末包昇大 選手でした。できるメニューでしっかりと開幕を見すえています。

末包選手ですが、患部の状況はだいぶよくなってきたということです。けがもだんだん癒えて末包選手が1軍に来たら、どんな争いになるのか注目です。
末包選手と 中村健人選手が同期なんです。去年、中村健人選手が1軍に出られなかった。末包選手は活躍した。さあ、ことしは同期同士で負けたくないとか、そして同じポジションで負けたくない、いろんな「負けたくない」が、あす8日は第2クール最終日ということで、その熱い思いがほとばしるということになりそうです。

コメンテーター 木村祐之 さん(広島ハートセンター 院長)
いいですね。みんな、自分をどんどんアピールして開幕1軍を目指して。いいですね、若い人がどんどんアピールするのは。
青山高治 キャスター
また、ブルペンが 九里亜蓮 、森下暢仁 、大瀬良大地 という実績組。さらには常廣羽也斗 投手、ドラフト1位が楽しみです。
木村祐之 さん
もう投げ方もなんか森下投手のように見えてきました。すごく似ているなと。
青山高治 キャスター
あとはシートバッティングで結果を出した、森翔平 投手、森浦大輔 投手。このあたりも楽しみになってきました。