日南市でのキャンプは13日まで―。カープを応援してくれる、宮崎のファンに対しても充実したキャンプにできるよう約束しました。

新井貴浩 監督
「また始まるなという期待感があります。シーズンは長いので、長く戦っていくうえでしっかりと土台を固めたいなと。また競争、激しい競争というのを見せてもらいたいなと思っています。空いた枠というのもありますし、そこを目がけて、昨年の秋のキャンプからもう若手の、特に若手の目の色が変わっていましたので、高いレベルでのポジション争い、競争してもらいたいなと、見せてほしいなあと思います」

― ファンのみなさんは新井監督の動向も気になりますが…
「わたしの動向とか、そんな、気にならないでしょう。選手の動向をしっかりと
追いかけてください。わたしはもう、そっとしておいてください」

「目標といいますか、ことしね、選手には伝えたんですけども、『優勝して日本一に絶対なるぞ』と。『おまえたちにはそういう力があるぞ。おれも精いっぱいがんばるから一緒にがんばっていこう』というふうに伝えました。キャンプ、オープン戦、シーズンに入っても競争というのは続くと思います。競争していく中で、またチームが強くなっていければいいなと思っています。いよいよ、始まりました。昨年以上にみなさんをたくさん喜ばせたいなと、わくわくさせたいなと思っていますので、よろしくお願いします」

一転、セレモニーの後、雨模様となった天福球場。そのため、屋内練習場に投手・野手問わず、選手たちが大集合します。

ブルペンでは、バッターボックスに野手が立ち、早い段階で生きた球の感触を確かめていました。

そして、生き生きとしながらも少し緊張していたのは、ことし、新たに仲間入りした新顔たち―。

ドラフト3位の 滝田一希 は、「体の力みもあり、投球には納得できなかった」と振り返ります。それもそのはず…。その真後ろには球団アドバイザー・黒田博樹 さんの姿が…。小さな頃から見ていた黒田さんの目の前で投球することが、前日から楽しみだったそうです。

一方、オリックスから人的補償で入団した 日髙暖己 。ブルペンでは順番的に1人で注目を集めることになり、「とても緊張した」と話しましたが、ストレートの強さを課題として初日のブルペンを終えました。

伊東平 アナウンサー
ファンのみなさんをわくわくさせたいと話していた新井監督ですが、さきほどまで特設サイン会を開催していました。雨の中、最後まで見守ってくださったファンのみなさんを喜ばせる、さすが新井監督という姿を初日から見せてくれました。