エースの髙尾響は、去年・おととしと先輩たちを日本一に導けなかったくやしさを胸に冬の鍛錬に取り組んできました。

広陵高校 2年 髙尾響 投手
「まっすぐの強さっていうのは夏よりかは強くなってきていると思っています。もうバッターに、野手陣にいい流れで持っていけるピッチングをしたいなと思いますし、大事な場面でギアを上げて、しっかりゼロで抑えるっていうのを意識して、勝てるピッチャーになっていきたいなと思います。もう1度、日本一を目指してやっていく中で去年、くやしい思いをしたので、センバツ。そのくやしい思いを1試合1試合持って、しっかり優勝につなげていけるようにやっていきたいなと思います」

バッテリーが二人三脚で臨む、3度目の全国の舞台。去年、春夏と届かなかった21年ぶりの栄冠へ、広陵高校の挑戦が始まります。

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小宅世人 アナウンサー
キャプテンの只石選手が、ことしのチームは去年と比べて打力の厚みがないという話をしていたんですが、中国大会のスコアを見ますと、1回戦6-3(岡山学芸館)、準々決勝4-0(下関国際)、準決勝8ー4(宇部鴻城)、決勝2ー1(創志学園)と、決勝までは倍以上のスコアをつけて相手を圧倒しています。

ここでもう1人、広陵高校の新戦力を紹介します。この人に聞いてきました。高校通算62本塁打、“広陵のボンズ”として去年まで広陵打線を引っ張ってきた真鍋慧選手です。

真鍋選手から名前が挙がったのは、1年生・白髪零士 選手です。

広陵高校 1年 白髪零士 選手
― 白髪選手にとって真鍋先輩ってどんな先輩?
「偉大な、本当に偉大な先輩です。自分のポジションはショートなので、守備の要としてショートでしっかり守るのと、チャンスで1本出せるバッターになりたいと思います。先輩たちが目指している日本一に自分も絶対、貢献して本当にこのセンバツで日本一を獲りたいと思っています」

小宅世人 アナウンサー
真鍋選手によりますと、白髪選手はシュアなバッティングとミート力が非常に高いので、これからの広陵打線の起爆剤になること間違いなしという話でした。これから注目です。まずは、あした26日のセンバツ出場校発表、広陵高校の行方に注目です。