広島市は、定点あたりの溶連菌の報告数が、先週、過去最多になったと発表しました。
広島市は、10月30日から11月5日までの1週間の感染症報告状況において、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(溶連菌)の報告が、定点あたり5.04人と、前の週のおよそ2.3倍に急増していると発表しました。この報告数は、1999年に感染症法が施行されて以降、最多だということです。
広島市によりますと、溶連菌は夏と冬に感染が増える傾向があり、現在は全国でも増加傾向にあります。
症状としては、のどに痛みがあり、舌がブツブツになって赤くはれたり、発熱したり、しばしば嘔吐を伴うこともあるということです。
患者には5歳前後の子どもが多く、重症化することもあるために、疑わしい場合は放置せずに病院で治療することが望ましいそうで、予防には濃厚な接触を避け、手洗いが有効だということです。