3年前、愛知県瀬戸市の私立高校に通う3年生の女子生徒が自殺したことについて、第三者委員会が女子生徒が所属していた部活の顧問の暴言が一因であると結論付けていたことが分かりました。

2022年4月、愛知県瀬戸市の私立・聖霊高校の3年生で、ソフトボール部のキャプテンだった小林心彩さんが、部活から帰宅したあとに自殺したことについて、学校は第三者委員会を設置し経緯などを調査していました。
小林さんは、腰のけがで思うようにプレーが出来ない悩みを抱えながらも、真面目で、自分の責任を強く感じる性格だったといいます。学校はきのう、第三者委員会が結論付けた自殺の一因を、当時の部活の男性顧問の暴言だったと明らかにしました。

「おまえはもういらない。キャプテンに向いていない」
「キャプテンじゃなければ試合に出していない」
第三者委員会は、男性顧問の発言について小林さんの「存在価値を否定し深く傷つける暴言にあたる」として「指導は不適切だった」と認定。

男性顧問は発言を「記憶にない」と否定していますが、「生徒の心理の変化に気付けず深く反省している」と話し8月、部活の担当を外れたということです。