イズミグループ初の統一されたプライベートブランド。開発から発売までの舞台裏を密着取材しました。
小林康秀キャスター
「広島市南区の味日本本社です。新しい商品が開発されたということで見に行ってみたいと思います」
イズミのプラーベートブランドを手がけた味日本。訪問したのは新しいブランド名が発表される2日前です。
小林康秀キャスター
「こちら見てください。なんて書いてあるかな。ゆめいち」
案内してくれたのは、入社5年目ながら商品開発に携わってきた庄垣内さん。
小林康秀キャスター
「すごいスピードですね。大体どれぐらい生産されるんですか?」
味日本 庄垣内智美さん
「1日に2万箱生産されます」
スープは味日本の主力商品の一つです。
味日本 庄垣内智美さん
「複数種類のコーンを配合していて、よりコーンの甘みが引き立つ配合にしています。お手元に届きやすい価格設定で1杯あたり25円のコストパフォーマンスを意識して作りました」
こちらで生産するゆめイチブランドはコーンポタージュなどスープ4種類。味日本は来年、創立100周年を迎える広島の老舗調味料メーカーです。瀨戸内の海の幸を生かした出汁などを製造しています。

味日本 村上良二生産管理本部長
「ゆめイチというロゴは新鮮でゆめタウンの象徴になっているという思いがあって嬉しいですな」
味日本がイズミと組んで新商品を開発するのは今回が初めてです。
味日本 村上良二生産管理本部長
「やはり広島の地で作ったものを広島中心に売ってもらえるというは地産地消という意味合いで我々も期待をしております」
地産地消、イズミがこだわる施策の一つです。普段からバイヤーが地元のメーカーや生産者を訪問し、情報収集しています。
イズミ PB事業企画部 森祐介チーフバイヤー
「イズミが地産地消に根ざした企業としてやっているので、地域の活動やSDGSにつながる取り組みはここだけでなく広げていきたいと思います」

こうした取り組みが今回の商品開発に生かされています。
イズミ 町田繁樹社長
「順番的に松竹梅があったとしたら、梅からスタートさせていただきたい」
プライベートブランド作りは、4月に着任した町田社長が重要課題の一つに挙げてきました。流通大手スーパー業界では最も遅く、創業以来の一大事業です。
小林康秀キャスター
「イズミ本社の会議室です。プライベートブランドの最終的な打ち合わせが行われているということなんですが、特別に取材させて頂くことになりました」

この日は第一弾の発売を前に「ゆめイチ」のブランド名の知名度アップ策などが話し合われました。
イズミ 山西大輔副社長
「我々としては100品目を必ずやると、しかも品質を間違いなく落とさないようにというところを我々の責任でやりますので」