広島ガス・バドミントン部が、今週末に開幕する日本のトップリーグS/Jリーグに挑戦します。元日本代表の 下田菜都美 が監督代行に就任して初めての大会でトップ4を目指します。

下田菜都美は、元シングルス日本代表で、広島ガス・バドミントン部の監督代行に就任したのは、ことし8月です。2月まで現役選手としてチームを引っ張っていただけあり、身振り手振りを交え、体の動きから熱心に指導していました。

広島ガス・バドミントン部 下田菜都美 監督代行
「今のチームは本当にバランスの取れたチームだと思っています。高校卒業したばかりの選手がいたり、28歳ぐらいのベテラン選手がいたり」

監督代行に就任して掲げたチームスローガンは…

下田菜都美 監督代行
「人間力を磨くこと。自分自身もそれはすごく大事にしてきましたし」

それは、27歳のとき。遅咲きの日本代表として迎えた2年前のインタビューで自身が一番成長した点を聞くと…

下田菜都美 監督代行(2021年 現役選手時)
― 一番、成長した点は?
「一番、人間力が成長したかなと思います」

職場とバドミントンを両立するために、朝一番に来て職場の台所を掃除したり、社会人として人間関係を構築し、人間力を上げたことがバドミントンに生かせたといいます。

下田菜都美 監督代行
「バドミントンってやっぱり対人競技なので相手の気持ちを読むだったり、それは思いやりにもつながるし、人間的に成長することでプレーに必ずつながってくるので」

今シーズンのキャプテンは、広島出身で高卒7年目の 小田菜摘 が務めます。

広島ガス・バドミントン部 小田菜摘 キャプテン
「当たり前のことを当たり前にできる、勝つチームを作るというのを自分の中で決めていて、それをみんなにも話して今シーズン、スタートしたんですけど。開幕戦を迎えてチーム力もしっかりあげていけたらいいかなと思います」

入部したときは世界ジュニアのダブルスに日本代表として出場し、べスト8に進出した注目の新人でした。

小田菜摘 キャプテン
「1年目とか生意気だったと思うので今、この立場になって、申し訳なかったなという気持ちが…」

ここ数年、けがに悩まされた小田キャプテン。年齢を重ね、体のケアに努め、体幹も積極的に鍛えていきます。