広島カープのドラフト3位・滝田一希 投手(北海道・星槎道都大学)。指名された瞬間、その目にはあふれるものがありました。その背景には1人で育ててくれた、今は亡き母の存在がありました。

カープからドラフト3位指名された 滝田一希 投手(21)。最速150キロを超えるストレートと、落差のあるチェンジアップが魅力のこれからの伸びしろが楽しみなサウスポーです。
ドラフト会議の翌日(10月27日)、さっそく滝田投手の人柄を探るべく、北海道は北広島市へ向かいました。北広島市といえば、日本ハムの新たな本拠地エスコンフィールドがある街でもあります。

街は、日本ハム一色。郵便ポストからコンビニまでファイターズ仕様。なんか広島市にも似ている街でした。


エスコンフィールドから車で10分、北海道の自然に囲まれた場所に星槎道都大学の野球場はありました。

星槎道都大 滝田一希 投手
「恥ずかしいですね」
― カープから指名された瞬間はどういう気持ち?
「2位で左ピッチャー( 高太一 投手)を獲ったので、ちょっとないかなと思っていたんですけど、『た』って言われた瞬間にぱっと上を向いて、そしたら自分だったのでびっくりしました。高校3年生のときには見る側だったので、初めての経験といいますか、すごい、なんか鳥肌が立ちました」