午前中のアルバイトを終えた赤羽さんです。

「PEG」店主 赤羽浩司 さん
「ミュージシャンかレコーディングエンジニアになりたかったんですよ。そういう専門学校に行きたかったんですけど、親の反対にあって」

学生時代、バンドでベースやギターを演奏していた赤羽さんは、いつかは音楽に関わる仕事を、と夢見たそうです。2年前、店を開くために30年以上勤めた医薬品卸売会社を早期退職することを決めました。家族からの反対はなかったそうです。
赤羽浩司 さん
「妻は反対するかなと思ったんですけど、そのときは『いいんじゃない』っていう感じで言ってくれたので」

妻 祥子さん
「でも、その『いいんじゃない』も軽い感じで、そこまで本気ではないかなくらいに思っていたんですけど、本気だったので。楽しんでやってもらえたら。本当にわたしはその楽しみに乗っかっていきたいので」
アナログ人気もあり、レコードを扱う店は増えています。赤羽さんもお店を始める前に通ったというレコードバー「盤処呑処FRESH」です。クラブDJとしても活動する店主の 松田知士(39)さんは、7年前に店を開きました。

盤処呑処FRESH 松田知士 さん
「レコードをずっと使ってきた人がいると思うんですけど、それがDJカルチャーというか、DJをやっている人がずっとやってきて、今は “アナログ再人気” ってなってるけど、この低迷期みたいなときにずっとアナログが残っていたのは、やっぱりDJの人たちがつくって使ってきたっていうのがあると思うんですけど」
赤羽さんも店で流す曲を選ぶため、定期的にレコード店に足を運びます。

GROOVIN' 小林章彦 さん
「毎週来られて、いろんなジャンル、ジャズとかロックとか買われて、音楽が好きなんだなという印象ですね」