サミットで注目度が高まり「ソウル線の就航」で後押しになるか 旅行業界も期待

韓国観光公社 福岡支社長 ホン・ソンギ 支社長
「最近、知り合いから連絡がありまして、ちょっと広島行きたいんだけど、どうしたらいいと質問が来てですね。やっぱりそれは尹錫悦大統領が訪問してからの動きがあると思うので」
サミットに向けて広島県観光連盟は、観光施設に表示する多言語案内などに補助金を出すなど、海外からの観光客を受け入れる態勢を整えてきました。
「広島を旅行先に選ぶ韓国人は少ない」と話すキム・ミソさん。外国人観光客に優しい街づくりが不可欠だと言います。
YESMART広島段原店 キム・ミソ さん
「福岡はバスとか地下鉄とかいろんなところにやっぱり英語とか韓国語の表記、トイレにもすべて韓国語の表記がめちゃくちゃ多いので…。(広島の)観光地のところには不便がないようになっているんですけど、やっぱり観光地だけじゃないじゃないですか。どこの国に行っても都市に行ってもおいしいもの食べたいし、繁華街のいろんなところに表記があれば、もっとそういう方も増えるんじゃないかな」
韓国からの集客に「ソウル線の就航」が後押しになれば…と、旅行業界の期待も高まっています。
HIS広島本店 加藤雅貴 所長
「韓国の方が広島に来られる機会が増えると思いますので、小売りであったり、広島のことをもっと知っていただけるようになると思いますし、地域の活性化にもつながると思います」
今回、就航したソウルと広島を結ぶ便は、火・木・土の週3往復で毎日の運航はなく、ソウルを出発するには早朝からの移動が必要になります。HISによりますと、こういった利便性の面から韓国と広島の行き来がスムーズになるには課題が残り、増便に期待したいということです。