JNNワシントン支局 樫元照幸 支局長
「1972年に上院議員、かなり若くして20代でなりまして、それから50年以上、ワシントンでの政界におりますので、かなり長い間、政治家を務めていらっしゃいます。だから老獪というか、経験値がかなり高い大統領ではありますね。今は完全に与野党が分断していますけれども、昔は割と民主党と共和党でいろいろ一緒にやりましょうという機運もまだあった時代に上院議員をやっていらっしゃったので、割と共和党にもパイプがあって、そういう意味では、いわゆる議会工作というのは、かなり長けているというふうに言われています」
岸田総理との関係はどうなのでしょうか。ことし1月、ホワイトハウスで行われた日米首脳会談の際、注目すべきシーンがあったといいます。
JNNワシントン支局 樫元照幸 支局長
「(岸田総理を)出迎えをしてから、ホワイトハウスの執務室のオーバルオフィスまで30メートルぐらい歩く廊下があるのですが、そこでバイデン大統領が岸田総理の背中に手を回して、昔からの仲間のように背中をたたいて腕を回すシーンがあったのです。そのシーンを見ていて、日本政府の関係者、現場にいた方ですが、2人の関係がかなり良いところまで来ているのだなというふうに感想をおっしゃっていました。やはり会談の中でも、かなり2人の仲が良いような感じがよく分かったということで、2人の関係はすごく良いと思います」
大統領を、ホワイトハウスで支えているのが、妻のジルさんです。ファーストレディとして4月にはアメリカを訪れた岸田総理の妻・裕子さんをもてなしました。

JNNワシントン支局 樫元照幸 支局長
「ジルさんは、こちらでドクター・バイデンというふうに言われていまして、博士号を持っていらっしゃるんですね。教育学の博士号を持っていらっしゃって、英語の先生をやっていらっしゃったんですけれども、副大統領の夫人になって、しばらく教壇からは離れてたんですけれども、また、教壇に立って今も時折り、学校で教えているという、そういう方ですね。言われてみれば優しそうな学校の先生のような感じの柔らかい表情、特徴的な女性ですよね」
2016年、オバマ元大統領が、現職のアメリカ大統領として初めて広島を訪問しました。そのオバマ政権で副大統領を務めたバイデン大統領。核兵器に対するスタンスは?
