
ピザの材料となった芸北サーモンの生産現場を訪ねました。北広島町にある大暮養魚場です。山を超えるともう島根県という県境にあります。

大暮養魚場 片桐義洋 社長
「見ていただいたら一目瞭然。すごくきれいでしょ。水が命というか、こんなとこころで飼っているからおいしい」
商品化には、1年ほど時間がかかったそうです。

大暮養魚場 片桐義洋 社長
「今までいろいろ試行錯誤してですね、何か、いろんな商品になるかなと思って考えてきているんですけど。夢ぷらざでピザという形で、フレークなんですけど、置いていただいて、ワクワクした感じですね。サーモンはいろんな食材に合うと思うんですけど、チーズとか、そういったものとけっこう合うんじゃないかなと。自分の好みが大きいんですけど。ピザをまずやってみようかなという話になった」

この日、地元の芸北中学校では、芸北サーモンを使った新たな商品化に向けて、試食会が開かれていました。

その新商品が、「芸北サーモンバーガー」です。来年度の販売を目標に、まずは地元の子どもたちに食べてもらうことになりました。片桐社長も子どもたちの反応が気になります。

片桐義洋 社長
「おいしいですか? 骨とかないでしょう。けさ、きれいに取ったから。食べやすいと思います」

芸北中学校 生徒たち
「そんなに魚っぽくなくて、おいしいです。もちもちしています」
「地域活性化になって、とってもいいし。広まってほしいと思います」
生徒たちは、地元の食材メニューに満足そうでした。この芸北サーモンバーガーも夢ぷらざの店頭に並ぶ日が来るのでしょうか? まずは、芸北サーモンピザの成功がカギを握ります。

大暮養魚場 片桐義洋 社長
「みなさん、注目されるショールームというか、場所だと思うので。あそこで置いていただいて、生の声を聞かせいただければ、次の改良に向けて。これは最終到達点ではないと思っていますので。大切な1匹1匹命なので。命をいただいてる価値をしっかり、ぼく自身が考えながら。あますことなく使って、みなさんによりおいしいものをお届けしたいと思っています」

ひろしま夢ぷらざで始まった商品開発支援。G7広島サミットとその後を見すえた新たな広島みやげの誕生に期待がふくらみます。

ひろしま夢ぷらざ 高本統夫 店長
「今度は世界からいろんな人が来られますので、『広島はおいしいね』とか、『広島はいいね』と本当に思っていただけることをどんどんやっていきたい」