G7広島サミットをきっかけに地元食材の味を県内外の飲食業者に知ってもらおうという試食商談会が28日、広島市で開かれました。地域の生産者にとっては販路拡大のチャンス…。業者の胃袋をつかむことはできたのでしょうか?

柴田和広 記者
「こちらのかき揚げ、実は三次産のショウガのかき揚げなんです」

農縁たねまき(三次市) 福永丈也 代表
「めちゃくちゃ、おいしいですよ。ショウガをそのまま食べていただく。一番、おいしいかなと思います。広島市内にうちの『霧里しょうが』をお取り扱いいただくところを見つけたいなと思い、参加しました」

広島市のホテルで開かれた試食商談会には、県内の農林水産物の生産者など49社が出展しました。

一方、食材を求める側は、県内外から訪れた飲食店やホテルなどおよそ100社の担当者です。


会場には、カキをはじめ県内各地の食材の試食品が並びました。
柴田和広 記者
「こちらは、アランチーニというイタリアのライスコロッケですが、中には三次市 君田町産のもち麦が練り込んであります」

安田農産 安田剛 代表
「もち麦が入って栄養も満点です。ぜひ食べてみてください」

出品したのは、君田町 石原地区の安田農産です。石原地区では、5年前から特産品としてもち麦を生産しています。

安田剛 代表
「おコメに代わる作物として、この石原集落の地域を、将来を担う作物です。味はおいしいです」

自信の根拠が、地区内で作る三次のブランド豚「霧里ポーク」の豚糞堆肥を畑の土づくりに使っていることです。
