真吟精米とは、どんな技術なのか? 東広島市にあるサタケを訪ねました。


サタケ 先行技術本部 川上晃司副本部長
「より効率的に削れますので、精米歩合を下げなくても、きれいなお酒ができあがります。」

雑味のもととなるタンパク質などを効率よく磨いてできたのが、今回の真吟米だといいます。

真吟米を生みだした精米機を特別に見せてもらいました。こちらの部屋には、まだ世に出ていない開発中の機器が並んでいます。


川上晃司副本部長
「こちらが新型の精米機です。」

米の磨き方で日本酒の味が変わる―。実は、114年前の明治41年、サタケが開発した精米機が、吟醸酒誕生の原動力になりました。


時を経て再び、サタケの精米技術が、日本酒の可能性を広げようとしています。

川上晃司副本部長
「ムダに削る必要もないですし、なおかつ酒質も向上していきますので。もっともっと多くの蔵に挑戦していただきたいと思っています。」