― かわいい。これ、実際の大きさ?
「そうです」

安佐動物公園では開園以来、一度もカバを展示したことがありません。カバの中でも小型のコビトカバを導入しようとしています。

いしかわ動物園(石川・能美市)

コビトカバは、「世界三大珍獣」の1つで、体重は一般的なカバの10分の1程度です。絶滅危惧種にも指定され、国内では5つの動物園にしかいません。

広島市安佐動物公園 竹内輝明 課長
「古いキリンたちの今の獣舎は、新しい獣舎ができたら、なくなるんですが、その前あたりにコビトカバ舎を作る予定です。園内でアンケートをとったり、お客さまのご意見の中にカバはよく出てくる、見たいなという動物の1つなんです」

カバを待ち望む市民の声は以前からありました。人気者のカバが新たに加われば、入園者の増加につながると期待されているのです。

広島市は、新年度予算案にコビトカバ舎などの整備費用として合わせて4700万円を計上したのです。

正式に予算が決まれば、悲願のコビトカバ舎の設計が始まります。獣舎の大きさは、オス・メスに赤ちゃん誕生まで想定して、3頭が飼育できるようにするそうです。

一般公開は4年後…。コビトカバに会える日が近づいています。