Q:今回の特別国会でもいろんな法案が成立しました。山本議員は農水委員会に所属しましたが、思い入れのあるものはありましたか?
広島5区は農家が多いので、コメの問題がすごく取り沙汰された中で、「改正食糧法」の審議ではいろいろ感じる部分はありました。三次市で農家の皆さんと田植えをしましたが、JAとか農業関係の方々から農業の大変さを聞きました。農業が衰退すると水田のダム機能が失われたり、田畑が荒れると用水路にも影響が出たり、再耕には何年もかかったりするといった話です。それを踏まえての改正食糧法の審議には、価格の安定とか滞留在庫がないようにすることはものすごく重要だと実感しながら関わっていました。
「コメ作りはコミュニティなんだ」と地元の人たちが言っていたんです。確かにひとりでやるものじゃないし、周りの人とコミュニケーションを取りながら一体感が生まれるわけですよね。それによって地域が維持されていくという要素をすごく感じました。水源でもあるコメの供給源のエリアが荒廃していくと、街にも大きな影響が出てしまう。かといってコメはIT産業みたいにどっと儲かるわけではないわけです。となると、やはり守らなきゃいけない。国の基(もとい)である農業を守ることは重要だと、自分の選挙区に農家が多いからという意味じゃなく、本当に思いますね。
Q:全国的に酷暑日が続いていますが、暑さの農業への影響も気になりますね。
気温が上がることによってチャンスになる部分もあると思っています。例えば、神石高原町ではトマトのハウス栽培がすごく伸びているんです。これまでは北海道から各地に供給されていたようですが、暑いのでトマトの皮がふにゃふにゃになって、しばらく置いておくとダメになると。北海道から東京なら距離が近いですけど、大阪となると遠いじゃないですか。そこで大阪向けには、神石のトマトが距離が近くて拠点として機能する可能性があるわけです。需要がなくなるものがあるものしれませんが、新しい可能性が出てくるものもある。私は商売とはそういうことだと思っていて、環境が変化したときには「もうダメだ」と思いがちですけど、チャンスは絶対にあるので、それを狙いに行くべきです。
水産資源でも、例えば三原市でタコが獲れにくくなっていると聞きますが、気候の変化によって何か違うことが生まれる可能性もあるわけじゃないですか。そういうのを追求していかないといけないんです。世羅町の大麦はウイスキーの原料として付加価値がついてきています。
元気がなくなったときに、そこに喝を入れていくというか、「みんなで頑張ろう」と呼びかけていくのも国会議員の務めだと思いますし、一緒になってやっていきたいですね。


































