広島県内で発生した「警察官騙りのオレオレ詐欺」

去年10月、広島県尾道市に住む60代の男性のもとに、保険局の職員を名乗る男から一本の電話がありました。
「あなたの保険証で違法な薬物を買った履歴があります。このままでは、保険証を止めることになります」
そう告げた男は「警察につなぐ」と言って電話を転送。転送先は他県の警察官を名乗る男で、そのまま取り調べのような質問が続いたといいます。
その後、男は、保険証とは関係の無い架空の事件の話しを始め、「投資詐欺の犯人が『あなたの口座を使った』と自供している。口座を売りましたよね」と男性に問いかけました。
男性には全く心当たりが無かったといいます。
男は「事件を担当している検察官に繋ぐ」と告げ、男性にチャットアプリ「Messenger」をインストールするように指示。そして、検察官を名乗る男とのやりとりが始まり、このようなチャットが送られてきます。
「あなたの口座がマネーロンダリングに使われている」
「資産を調べるので、家・車・貯金を差し押さえる」
「嫌なら資産を振り込め。調べ終わったら全て返す」
男性は指示されるまま、ネット銀行の口座を開設。現金 約2200万円をその口座に一度振り込み、そこから指示された暗号資産取引所へと入金しました。入金してから、誰とも連絡が付かなくなったということです。
また、一連のやりとりの中で男性は「警察にも銀行にも報道機関にも裏切り者がいます。犯人と通じているので誰にも言わないでください。これは『守秘義務』です」と念を押されていたということです。


































