広島県は、北広島町に住む30代の男性が麻しん(はしか)に感染したと発表しました。

県の健康危機管理課によりますと、この男性は11月18日にベトナムから帰国し、24日に発熱。25日に北広島町内の医療機関を受診後、この医療機関で4日間にわたって点滴を受けるなどしていました。抗体検査結果が判明した12月3日にこの医療機関から発生届が提出され、翌4日に遺伝子検査ではしか感染が確定したということです。男性は発熱や発疹がありましたが、現在回復に向かっているということです。

男性は感染可能期間内の11月23日に北広島町内のスーパーを利用し、25日、27日~30日には同町の医療機関を利用していました。

ウイルスの潜伏期間は最大3週間ということで、この施設を利用した人で発熱やせき、発疹などはしか感染が疑われる症状が出た場合は、医療機関に連絡した上で受診するよう呼びかけています。

県内で今年はしかに感染した患者は今回で3人目です。

県は、はしかへの感染予防のためにも、母子手帳などでワクチンの接種歴の確認し、接種が確認できない場合はワクチン接種を検討するよう呼びかけています。