広島県内でインフルエンザの感染が拡大しています。こうした中、広島市内の学校では学級閉鎖が相次いでいます。

広島市安佐北区の小学校。こちらのクラスでは、通常の授業が行われています。

一方で、となりのクラスでは。

亀山南小学校 佐藤由幸校長
「こちらが学級閉鎖のクラス。今週初めから少しづつ欠席者が増えてきて、インフルエンザの拡大傾向があったので、学級閉鎖にした」

この学校では3日から、2年生の1クラスと4年生の1クラスが学級閉鎖となっています。

亀山南小学校 佐藤由幸校長
「だいたい月曜日に欠席が増える傾向があるので、十分それまで気をつけていきたい。(今シーズンは)やはり少し早い時期に流行していると思う」

県が4日、発表した直近1週間のインフルエンザの患者数は、1医療機関あたり32.6人で、警報が出た前の週をさらに上回りました。

学級閉鎖なども増えていて、広島市では直近1週間で58件と、昨シーズンの同じ時期の3.6倍となっています。

厚生労働省によりますと、今シーズンは「サブクレードK」といわれるインフルエンザウイルスA型の変異ウイルスが確認されています。こちらの学校では子どもが発熱した場合、すぐ熱が下がったとしてもインフルエンザの可能性があるため、無理せず医療機関の受診の検討を呼びかけています。また、校内での感染予防対策も心掛けています。

亀山南小学校 佐藤由幸校長
「今後、急に来週あたりから広まっていくおそれもあるので、換気、手洗い。加湿器もあるので、それを使って対策をしていきたいと思っている」