地域の名建築を紹介する「ひろしま国際建築祭」で、広島県福山市の美術館は郷土ゆかりの建築家を紹介しています。

ふくやま美術館では、模型やパネルで福山市出身の建築家・藤井厚二を紹介しています。

藤井は工務店で建築家としてのキャリアを積んだ後、大学で働きました。こちらは国の重要文化財「聴竹居(ちょうちくきょ)」の模型です。藤井が自宅として1928年に建築しました。特徴は「サンルーム」です。

この構造と似た建物が福山市内にあります…。福山市鞆町で2009年に見つかった「藹然荘(あいぜん・そう)」です。

藤井の兄・与一右衛門が別荘として建てたもので、その脇には「サンルーム」が…。藤井が建てたのではないかと考えられています。現在は地元の建築家によって、再生されています。

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ふくやま美術館での展示は30日までです。