沖縄本島の広範囲で24日から断水が発生するおそれが出ている問題で、各地に影響が出始めている。

那覇市に隣接する南風原町のスーパーでは、断水のおそれがあるとのニュースが出た後の20分~30分ほどで棚に並んでいた水が売り切れたという。

全域で断水が見込まれているうるま市の「うるマルシェ」。1日におよそ100リットルの水を使う鮮魚コーナーでは、断水になると営業ができなくなると懸念する声が聞かれた。

うるマルシェでは貯水タンクを備えているものの、25日以降断水が続く場合は、水を使用する部門の営業を休止せざるを得ないという。

沖縄県の発表では、石川浄水場、西原浄水場で24日午後から原水不足となる見込みのほか、工業用水は全域で断水しているという。

24日正午以降、断水が発生する見通しなのは
▼全域で断水(11市町村) 金武町、読谷村、嘉手納町、うるま市、西原町、与那原町、南風原町、八重瀬町、豊見城市、南城市、糸満市
▼一部で断水(6市村) 恩納村、沖縄市、北中城村、中城村、浦添市、那覇市

大宜味村塩屋の漏水現場


沖縄県は現在とは異なるルートから送水する工事を実施し、断水が発生した場合でも25日午前中には解消される見込みとしている。

大宜味村塩屋の漏水現場